重なれ、みんなの想い!

月曜日に、「まちの保育園」開園のお知らせをしてから、大きな反響をいただいています。朝日新聞はじめ、様々なメディアにも取りあげていただいているようで、深く感謝しています。

なんかね、報道だけを見ていると、「乙武さんがつくった!」というようなイメージを与えてしまいがちだけど、決してそんなことはないんですよ。ブログでもTwitterでもお伝えしているように、この「まちの保育園」は決して僕ひとりで準備を進めてきたわけではないんです。仲間たちと考え、実現を目指してきたものなんです。

その仲間の代表が、この「まちの保育園」の運営会社「株式会社ナチュラルスマイルジャパン」の代表取締役・松本理寿輝(りずき)です。

理寿輝と出会ったのは、教員3年目の冬。友人から「オレの仲間で保育園を作ろうと頑張っているヤツがいて、それがなかなかユニークな取り組みだから、一度会ってみない?」と紹介され、意気投合。

一橋大学在籍時から幼児教育に興味を持ち、「将来は保育園をつくりたい!」と考えていた理寿輝は、卒業後、博報堂に入社。教育関連企業のブランディングに従事することで、幼児教育への関心と見識をさらに深めていきました。

ただ、保育園の「経営」をしていくためには、もっと経営についての勉強をしなければ――と、みずから会社を立ち上げてしまったのが、理寿輝のすごいところ。コインパーキングの空中部分にリユース可能な建築を施し、テナントに提供したり、屋上部分を緑化したりといった事業を手がける株式会社フィル・カンパニーを設立。副社長に就任したのです。

この事業が世間的にも評価され、会社経営も順調。しかし、「僕の本来の目的は保育園をつくること」と、設立から3年が経ったところで退社。保育園を開設するための運営会社「株式会社ナチュラルスマイルジャパン」を立ち上げたのです。

いわば、この「まちの保育園」は、理寿輝が10年という歳月をかけて準備を進め、実現に向けて歩んできた成果が、カタチとなって表れてきたものなのです。

もちろん、理寿輝だけではありません。今回、僕らの想いを想像以上のカタチに具現化してくださった建築家の方、園長先生を始めとする現場で保育活動を行う保育士の方々、園に併設するカフェの準備を進めているスタッフ――様々な人の想いが重なって、4月1日の開園に向かっている。そのことをどうしてもみなさんに知っていただきたく、今回はこうして筆を取りました(あ、キーボードを叩きました)。

僕は、あくまで「経営者のひとり」。ひとつのピースに過ぎません。ですが、そのひとつのピースとして何ができるのかを試行錯誤しながら、子どもたちとまちの人々が笑顔になるよう、力を尽くしていきたいと思います。

ご支援、ご協力のほど、よろしくお願いします。
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代表取締役社長・松本理寿輝(りずき)と