OTO ZONE

読売新聞朝刊(6月8日付)での発言について

2013年6月11日

 本日は、お詫びしなければならないことが。

 6月8日付の読売新聞・朝刊「Nippon蘇れ」という企画のなかで、慶應義塾長・清家篤さん、女優・有馬稲子さんと鼎談させていただきました。このときのテーマが「高齢化社会」。それに対する処方箋を、それぞれの視点で語るというものでした。

 その記事中、私は「バリアフリーをもっと進めていくことも重要である」という文脈から、下記の発言をしました。

 【僕は海外にもよく行きますが、インターネットのホテルやレストラン検索サイトで「車椅子で行けるかどうか」という条件検索ができる。でも、日本のサイトにはないんです。】

 ところが、読者からのご指摘により、国内サイトにもこうした検索ができるサイトがあるとのご指摘が。あわてて調べてみると、たしかにある大手レストラン検索サイトでは、「こだわり検索」というメニューから、「お子様連れ歓迎」「ペット同伴可」などの項目とならんで、「車椅子で入店可」の文字が。

 じつは、僕もこのサイトは数年前まで利用させていただいていたのですが、その時点ではそうした機能がなかったんです。調べてみると、2010年7月から「飲食店のバリアフリー情報掲載開始」とのこと。3年前からこうした検索ができるようになっていたことを、まったく知らずにいました。

 さらに、私が普段レストランや宿泊施設を検索する際に利用している大手サイトにはこうしたチェック項目がないことから、上記のような発言につながってしまいました。誤った認識を与えてしまった読者のみなさま、読売新聞、さらには先駆的な取り組みとして、こうした検索機能を付加してくださっているサイト運営会社のみなさまに、謹んでお詫び申し上げます。

 また、今回のご指摘を受けて、ほかのサイトも調べてみると、「バリアフリー対応」の宿泊施設が検索できるサイト等がほかにもあることを発見。もっと、自身のなかでの情報をアップデートしていく必要を痛感しました。本当に申し訳ありません。

 結果的に誤った発言をしてしまったことには深く反省するばかりですが、こうしていくつかのサイトでバリアフリー対応のレストランや宿泊施設が検索できるようになっていたことには大きなよろこびを感じるとともに、社会の進歩を感じます。

 こうしたサービスが広く普及することで、障害のある人々が気兼ねなく外食したり、旅に出かけたりすることができる社会の実現に近づくことを切に願っています。


イタリアン入店拒否について 『スポーツ祭東京2013』
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