現場の声を聞いていきたい!
東京都教育委員に就任して、まもなく一年が経とうとしています。就任時に強く意識したのは、「現場の教員としての経験」と「マイノリティとしての視点」という2つの点でした。しかし、私が小学校教員を退職してから、すでに4年近くが経ちます。これが本当に現場の声と言えるのだろうか。タイムラグは生じていないだろうか。ここ最近は、そうしたジレンマも感じていました。
「できるかぎり、生の声を聞いていきたい」――そんな思いから、先日、私の地元である新宿区立戸塚第一小学校PTAのみなさんにお願いして、子育てや教育について困っていること、感じていることを率直にお話していただくヒアリングの場を設けていただきました。
学校と家庭が疑心暗鬼の状態になってしまっていることや、発達障害のあるお子さんへの対応など、普段から私自身が抱く課題意識とも共通する部分が多くありましたが、新宿区では約1割のお子さんが外国人であるという現状があり、彼らをどのように受け入れていくのかという新たな課題も教えていただくことができました。
初めての試みではありましたが、私自身、多くの気付きと刺激をいただき、とても有意義な時間となりました。ぜひ、また別の地域でも開催させていただきたく思っています。ご協力いただいた早稲田・戸塚地区のみなさん、本当にありがとうございました!
羽生選手の演技が思い出させてくれた「鑑賞」とういう視点。 | 『ワイドナショー』 |
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