残念な歌声(笑)
みなさん、昨日は『NEWS ZERO』観ていただけましたか?
人気コーナー「ZERO CULTURE」のなかで、FUNKISTとのコラボ曲
『1/6900000000』を特集していただくことができました。
「ああ、見逃しちゃったよ (>_<)」
「もっと曲に込めた想いを知りたい!」
という方は、『1/6900000000』ができるまで――というブログを
連載したので、そちらを読んでみてくださいね!
さて、曲作りの相談のため銀座の喫茶店に集まった僕と染谷西郷。
西郷が曲をつくり、僕が歌詞を担当することはすぐに決まったが、
その席で、西郷はとんでもない提案を僕に持ちかけてきた。
「そのできた曲の一部、ぜひ乙武さんにも歌ってほしいんです」
( ̄□ ̄;)!!
「西郷……何言ってんの!?」
「いや、前に乙武さんとカラオケ行った(ギターの)ヨシロウが
『オトタケさん、歌うまかった』と言ってたし、何より乙武さんにも
歌で参加してもらったほうが、より伝わる曲になると思うんです」
「うまくないし (>_<)」
でも。
〈より伝わる曲に〉かあ。
「わかった。じゃあ、西郷。いまからカラオケに行こう」
「へっ?」
「そこで俺が歌うから、おまえがいかに無謀なことを言ってるのか、
実感してくれ(笑)」
僕らはすぐさま、銀座にあるカラオケボックスに直行。
そこで、僕が普段から友人たちと趣味でやっているバンドで
歌っている曲や、恐れ多くもFUNKISTの曲を歌わせてもらった。
「ほら、どう考えても無理だろ(笑)?」
「いや、なんか乙武さんの歌声って、しゃべってるときとはまた違う、
力強くて、すごくまっすぐで――うん、なんかイメージ湧いてきた!」
湧いてきちゃ、ダメーーーーーーー(◎o◎)!!
じつは、いまから10年以上も前、『五体不満足』を出版した直後にも、
同様の話をいただいたことがあった。当時お世話になっていた
テレビ局プロデューサーの結婚式で一曲歌わせていただいたら、
その翌日に、同じく出席されていた方から「CDを出さないか?」と。
僕は、その場でお断りをした。だって、「いかにも」でしょ。
本が大ヒットした大学生(当時)が、勢いに乗ってCD発売!!だなんて。
だけど、今回ははじめて「歌ってみようかな」という気になっていた。
僕のなかでは「音楽をやってる」とか「CDを出す」という感覚じゃなく、
「FUNKISTと一緒にメッセージを伝える」という感覚になれていたから。
これまでは、著作や講演会やメディアへの出演を通して、
つまり、「書く」「しゃべる」という行為を通して、メッセージを伝えてきた。
それが、今回はたまたま未体験の「音楽」というフィールドであり、
「歌う」という行為なのかなって。
まあ、ホントはそんなことは後付けの理由で、歌詞を書くだけでなく、
「あのFUNKISTと一緒に、曲に参加できる!」という衝動的な
よろこびのほうが大きかったのかもしれないけれど(笑)。
そんなわけで、ファンの方には誠に申し訳ないのですが、
今回の『1/6900000000』、西郷のステキな歌声にまじって、
もれなく僕のザンネンな歌声も聞くことができます(苦笑)。
すでにラジオでのON AIRやCDを聴いてくださった方からは、
「乙武さんがどこを歌っていたのかわからなかった」という声も
いただいているので、今日は特別にちょっとだけタネ明かし。
ヨシロウ君のギターソロのあと、
「Ah 初めてだよ 君を感じると
体いっぱいに パワーが 満ちてくんだ
幸せという 魔法のペンキで
僕のすべてを あっという間に 塗り変えた」
という歌詞の部分を僕が歌っています!
あとは、西郷とふたりで「ありーがとう♪ ありーがとう♪」
ぜひ、CDを聴いてチェックしてみてくださいね(^O^)/
『1/6900000000』ができるまで③ | まちの保育園 |
『1/6900000000』ができるまで③ | |
まちの保育園 |