誰かの役に立っている
みなさん、こんにちは!
東京、今日はめっちゃ気持ちのいい青空が広がっています。
今日は、ひさしぶりに落語会へ行ってくる予定です。
被災地でもある仙台市出身の元M-1王者・サンドウィッチマンさんと、
春風亭小朝さん、春風亭昇太さんら人気落語家さんたちが企画した
「東日本大震災チャリティ落語会―落語の力―」@渋谷CCレモンホール。
出演者は、無償で出演し、収益はすべて被災地へ寄付されるとのこと。
昼夜2回公演みたいだけど、僕は夜公演に出かけていく予定です!
落語を聴きにいくのは、震災以降2度目。
前回、行ったときには、芸人さん達の“覚悟”を感じました。
いまよりも「自粛」「不謹慎」が叫ばれていた3月末。
「笑い」なんて、不謹慎の極み。それでも高座に上がった
噺家さん達からは、ある種の決意のようなものが感じられた。
「自分たちには、これしかない。
この話芸で、お客様の心をほぐしていくしかない」
もちろん、彼らは、そんなことはひと言も口にしない。
でも、物腰やわらかな、それでいてどこか毅然とした態度から、
僕はそんな決意とプライドを感じたのだ。
大きめの余震が続き、気分が沈みがちだった昨日、
好きなアーティストの曲をかけた。驚くほど、元気が出た。
やはり月末に行った芝居からもパワーをもらった。
今日の落語会も、きっと元気をもらうだろう。
現地に赴いてのボランティア活動やライブ収益を寄付することは、
もちろん素晴らしい。でも、事情によって、それがかなわない人もいる。
だいじょうぶ。それだけが支援じゃない。
音楽も、演劇も、落語も、「いまは不要」と感じる人もいるかもしれない。
でも、少なくとも、余震や放射能の影響におびえる生活を強いられる
“プチ被災者”である東京人としては、そうした文化・芸術に力をもらい、
救われている。
文化・芸術だけじゃない。どんな仕事だって、社会の役に立っている。
もしかしたら、直接的に役に立っているようには思えないかもしれない。
でも、きっと、回り回って、誰かを助けている。誰かの役に立っている。
地震も、原発も、たしかに怖い。
でも、僕は無力感から歩みを止めてしまうことが、いちばん怖い。
「自分は無力なんじゃないか」
誰もが、感じてる。
でもさ、「どうせ自分には何もできない」と立ち止まっていても、
それは、きっと、本当に誰かの役に立つことはできないよ。
歩みを止めてしまっている人がいれば、ふたたび歩きだしてほしい。
自分の歩みが、必ず誰かの役に立つのだと信じて。
まずは、一歩を踏み出そう。
わかりあう。わかりあおうとする。 | ピントの合わせ方 |
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