OTO ZONE

Monthly Archives: 6月 2010

VIVA!日本代表!!

6月29日(水)、テレビの前でサッカー日本代表を応援!!


おっさんバンド

4月から友人と軽いノリでバンド活動を始めました!


南アフリカへの熱き想い

さあ、いよいよ今日からサッカーW杯 南アフリカ大会が開幕します。 日本代表はどんな頑張りを見せてくれるのか! 強豪ひしめくなか、どの国が優勝するのか! 得点王には誰が輝くのか! もう、いまから待ちきれない!!! …というほど興奮が抑えきれないオトタケですが、 じつは僕とはまた違った感情でこの開幕を心待ちにしている友人がいます。 この日記でも何度か紹介しているFUNKISTのvocal.染谷西郷くんです。   彼のお父さんは日本人。お母さんは南アフリカ人。 その容姿から、幼少期には僕らには想像もできないような苦しみを味わってきた。 そんな彼が迎える、“もうひとつの母国”南アフリカでのW杯。 けさ、彼のブログにUPされた日記が、深く心に響いたので、 彼の許可を得て、ここに転載させてもらいますね。   ―――――――――――――――――――――――― おっはよー!! いよいよ始まるぞ 南アフリカワールドカップ!!!!!! 毎日テレビから流れる南アフリカの様子 今まで生きてて、日本でこんなに南アフリカを感じられるのは初めての経験です。 嬉しいなぁ うれしすぎて言葉にならない 俺が子供の頃って、日本人にとって白人はみんな アメリカ人 だったんだよね。 だから子供の時は 「アメリカ人」 「アメリカ人」 ってよくイジメられた。 その度に、泣きながら 「違うぞ!!南アフリカ人だ!!」 って言うと 「あっはっはっは!!アフリカだって~!!象とかライオンが普通に歩いてる場所じゃん!! みんな象に乗って移動するんだろ?」 って本気で言われた。 今でこそ信じらんないかもしれないけど、30年前のアフリカは日本人にとってそういう場所だった。 その当時の南アフリカなんて、アパルトヘイトまっただ中でさ。 当然俺は南アフリカの近代的な街しかしらなくて 映画で「待っててコイサンマン」とかがはやってさ。先生も 「これが染谷のふるさとのアフリカなんだぞぅ!!」 とか説明するもんだから、周りの認識と俺が知ってる南アフリカのギャップは開くばかりだった。 そこから中学生くらいに、南アフリカの情報がやっと日本に届くようになった。 報道される内容はアパルトヘイト。 繰り返し流れるのは、白人警官が黒人をリンチする映像。 そこから俺は 象に乗って移動する人 から 罪もない黒人を苦しめる人 になった。   勘違いして欲しくないのは、俺はアパルトヘイトを肯定したいわけでも、白人による差別が無かったって言いたいわけでもないんだよ。 絶対南アフリカの白人が一生忘れてはいけない歴史を僕は背負ってるし、この過ちは、二度と繰り返さないよう、反省し、次の世代にもちゃんと伝えていかなきゃいけないと、本当に思ってる。 でも、南アフリカにだって良い奴はいてさ、みんながみんな、あの映像に映し出された警官なんかじゃない!!って事だけはわかって欲しかったんだ。 でもあの映像の影響力は強くて、ちょうどアパルトヘイトが終わった中三の頃、高校受験に行くと面接で必ず聞かれるのは 「君はアパルトヘイトをどう思ってるの?」 だった。 そん中でバナナトレインに乗り、自分が生きてるのが嫌になるくらいのショックも受けたし、 もう南アフリカ人の血が流れてることが苦しくて苦しくてしかたなかった。 おじいちゃんやおばあちゃんや母親にヒドくあたった時もあった。 でも、そんな南アフリカで、 去年ライブして 白人も黒人もみんな一緒に肩組んで笑ってくれてさ 初めて 「俺、南アフリカ大好きだ!!」 って心から思えた。 自分に南アフリカの血が流れてることを、初めて誇らしく思えた。 そんな南アフリカを アメリカでもなく 象に乗って移動する国でもなく 白人警官が黒人をリンチしてる映像じゃなく、 お祭りにに湧く南アフリカを 今日本で感じられるのは、言葉にならないくらい 幸せな事だ。 「犯罪大国」 「危険だ!!」 もう、いくらでも言ってくれ。 それも確かに南アフリカさ。貧しさはそう簡単には消えはしない。 でもね、もう覚悟は出来てるんだ 子供の時から叫び続けてきたからね。 また俺は叫ぶよ 「それだけが南アフリカじゃないぜ!!見て見ろよ!! 目を輝かせてワールドカップが始まるのを心待ちにしてる アフリカのみんなのあの笑顔を!! この人達は、このテレビに映ってる俺のファミリーたちは、犯罪者なんかじゃないぜ!!」 って。 アフリカには今も光と闇が確かにある。 でもその闇だけを見つめても、光だけを見つめても 本当のアフリカには出会えない。 いつの日か、光で闇が消えたらいい。 もうあの子が泣かなきゃいい。 きっと今日はその始まりだ。 小さなボールが転がる先に みんなの笑顔があってほしい NO MORE CRY AFRICA 大丈夫。 君の為に、パレードがやってきたんだ。 世界中の歓喜を今   君の明日のために   南アフリカワールドカップ   開幕です!!!


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